項目別「里ふくろう草紙」

佐倉

ふるさと広場

お昼はふるさと広場で

新型コロナの全国の感染者数は連日最高を記録して、ここ佐倉でも、新たに2例が確認され、累計で253例となってしまった。

 

今日の最高気温は13.7度、風の無い好天気に恵まれた。家にばかり閉じこもっていると、心身に悪い影響を及ぼすので、久しぶりでふるさと広場に行ってみた。

 

 

昼ご飯は、近くの売店で購入。他にもいろいろと入っていたのだけれど、写真を撮るのが遅れて、手をつけていなかったのはこれだけ。なかなかおいしかった。

 

 

2020年12月25日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

緊急事態宣言中の「ふるさと広場」

今日は快晴の日和に恵まれ、気分転換のため、そして運動不足解消のために「ふるさと広場」に行ってみた。密にならない場所となれば広い屋外ということになる。比較的近くて開放感を味わえる場所となれば、選択肢はあまり多くなく、やはりこの「ふるさと広場」ということになってしまう。

 

 

 

誰しもそんなふうに考えるのだろうか、印旛沼に沿って設けられている駐車スペースはほぼ埋まってしまっていた。上の写真に写っているサイクリングロードでウォーキングをする人も、チラホラと見うけられた。

 

このサイクリングロードの先には、「金メダルジョギングロード」「裕子コース」があるが、ジョギングをしている人の姿は見えなかった。

 

 

遙か遠くには、「国立民俗博物館」の建物の先端が顔を出している。

 

(クリックして拡大)  

 

2021年01月14日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

ふるさと広場でBGMを聴きながら

かんぴょう巻きを一つ食べたところ、

「写真撮らなくていいの?」

と言われ、ハシをいったん休めて撮った巻き寿司セットの写真がこれ。食い意地が張っているから、ついつい写真を撮るのを忘れてしまう。

 

「ちょっとうるさくなりますが、すいません」

と言う声が背後から聞こえた。楽器ケースを抱えた男が立っていた。演奏をするのだろうと思い、

「ちょうど食事中のBGMになりますから」

男はちょった離れたベンチに腰掛け、楽器ケースからチェロを取り出した。てっきりギターだと思っていたのに、チェロとは意外だった。クラシック音楽の練習でもするのだろう。

 

準備が整い、アンプ付きのスピーカーから流れてきたのは、意外な曲だった。

 

お聞き苦しくお見苦しい点は多々ありますが、練習の模様はこちらの動画でご覧ください。

(約1分)

 

 

クリックして拡大

2021年01月15日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

日曜日のふるさと広場

風は冷たいけれど快晴、緊急事態中の日曜日にふるさと広場の人出はどの程度だろう、広い場所だから密にはならないと予想して、取りあえず様子を見がてら出かけてみた。

 

駐車スペースには車がずらりと並び、それこそ密の状態になっていたが、人間は一カ所に固まることなくばらけているので、もちろん疎の状態。

 

お昼は定番の巻き寿司セット、

 

店の横には平日には見られなかった出店があった。店内は密というほどではないけれどかなり混んでいた。

「1000円以上の購入ですので、クジを引けますよ」

と言う店員さんの声が聞こえた。それを聴いたお客さん、

「一回ですか?」

そりゃあ普通一回でしょ、と思いつつ列に並んでいれば、当方の会計も1000円を超えたので、夫人が一回クジを引く。大当たりでマフィン(200円)を獲得した。(ハズレなしだったので、何かしらは景品がもらえたのだけれど…)

 

店の前は、コミュニティバスのバス停。

 

今回は、巻き寿司セットに手をつける前に、完全な形で写真におさめることができた。

 

 

2021年01月31日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

オランダ風車


 

 

動画【オランダ風車】



2021年02月01日ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

ポニョの次は白鳥か?

夫人が川べりを散歩しているとき、白鳥を見つけたと、やや興奮気味に教えてくれた。それはそうだろう、白鳥など見かけたことのないこの地で遭遇したのだから。

 

まだいるかどうか分からないが、発見場所に連れて行ってもらったところ、まだ川面にプカリプカリと漂っていた。

 

岸辺に近づいていくと、人間を恐れて逃げるどころかこちらに近寄ってくる。何か食べ物でももらえると思っているのか、こちらが動けばあとをついてくる。レンズを向けると、エサだと勘違いしたのか、ちょっとジャンプするような感じで、くちばしを開きながらカメラに飛びかかろうとする。

 

「ごめんね、あげるものはないんだよ」

と言いながら、ふたたびカメラを向けると、

「ウガッ」

というようなうなり声をあげて威嚇する。写真ばかり撮って、何もくれないと怒っているのだろうか。優美な姿をしているけれど、白鳥はかなり獰猛な面を持っているようだ。

 

それにしても、これほど人間に警戒心を持っていないのはなぜだろう、どこかで飼育されていた白鳥が、あのポニョのように逃げ出したのだろうか。




 動画「白鳥」 約1分

2021年02月01日ふるさと広場:ふるさと広場

命名「コブちゃん」

日中の気温は15度位にまで上がり、絶好の行楽日和になった。とはいっても緊急事態宣言中、街ではミニパトが、不要不急の外出は避けるようアナウンスしながら走っていた。遠出することは控えなくてはならず、気晴らしになる場所となると、やはり市内の印旛沼周辺ということになってしまう。

 

駐車スペースにはずらりと車が並び、人出はこの前よりも増えていた。前回出会ったあの白鳥は、今日もまだいた。もう住み着いてしまったのだろうか。

 

 

 

ウィキペディアによると、この白鳥は「コブハクチョウ」で、『日本には本来分布していない外来種』ということだ。戦後ヨーロッパから持ち込まれたそうだ。

 

 

『水辺をテリトリーとするため、翼で殴って昏倒』させたり、『バードウォッチャーがコブハクチョウから「攻撃」』されたこともあったそうだ。今日もレンズを近づけたら、くちばしを開いて威嚇してきた。マア、要注意の鳥ですな。

 

ところで、あのコブは何のためにあるんだろう。何が詰まっているんだろう。その部分を相手にぶつけて攻撃するからどんどん大きくなっていくとか…コブが大きいほど異性にもてるとか…コブハクチョウの世界では、コブがチャーミングポイントなのかもしれない。「コブちゃん」とでも呼ぼうか。

 

 

2021年02月06日ふるさと広場:ふるさと広場

コブちゃんとワンコ

白鳥のコブちゃんは元気に暮らしているようだ。時々犬を連れて散歩に来た人がコブちゃんの方に近づくと、コブちゃんも近づいていく。

 

 

 

 


このワンちゃんは見るからに精悍で、初めて見たのかもしれない白鳥にも、怯むことなく立派に対峙するだろうと思われた。ところが、それは見かけ倒しで、飼い主さんの後ろに隠れてしまった。

 

2021年03月01日ふるさと広場:ふるさと広場

コブちゃん飛ぶ

コブちゃんが飛んだ、といっても水面を走って行ったという感じだった。

 

 

この連続写真を見ると、どうも水面から浮き上がって飛んでいるようには見えない。バタバタと大きな羽音を立てているだけのように見える。コブちゃんは飛ぶことができるのだろうか。今は飛ぶ練習の段階なのだろうか。

 

再び水面滑走が始まった。

 

 

飛んだぞ、と誇らしげにいばっているポーズだろうか。

 

 

2021年03月02日ふるさと広場:ふるさと広場

コブちゃん飛ぶ

気温は上がったが、強い風がふく日だった。ふるさと広場は遮るものがないので、強風が容赦なく吹き付けてくる。

 

越冬のためシベリアなどから渡ってくるオオハクチョウ・コハクチョウは、春には戻っていく。千葉県本埜村の白鳥はもう飛び立ってしまったようだ。ヨーロッパから観賞用として移入されたコブ白鳥は、動物園などで飼育されていたが、一部が野生化して定住しているということだ。

 

コブちゃんもそういう流れをくんでいるのだろう、今のところ飛び立っていく様子はない。ただコブちゃんは、まだ長距離を飛ぶだけの飛翔力がないように見うけられるので、飛ぶ練習を重ねればそのうちどこかへ飛んで行ってしまうのかもしれない。

 

前回コブちゃんに会いに来たときは、羽をバタバタさせて水面上を走って行くような状態だったが、今日はまだ短い距離だが、1メートルほど浮き上がって飛ぶことができていた。

 

 

 

 

2021年03月10日ふるさと広場:ふるさと広場

佐倉のサクラはいつ開花?

東京の桜は昨日開花宣言が出た。佐倉は気温が東京より低めなのだろうか、なのだろうか、東京より開花が遅いように感じる。ふるさと広場のサクラのつぼみは、少し膨らんでいたが開花にはもう少し日数がかかりそうだ。

 

 

2021年03月15日風物:花ふるさと広場:ふるさと広場

コブちゃんを捜し求めて

コブちゃんの姿を探し求めて歩いても、結局見つからなかった。

 

せんだって激しく雨が降ることがあったから、どこかに避難したのか、前回来たときは少しは飛べるようになっていたので、いよいよ仲間のもとにでも飛び立ってしまったのだろうか。

 

 

2021年03月15日ふるさと広場:ふるさと広場

再会

都心の桜はもう満開を迎えているらしい。佐倉ではどの程度まで開花が進んでいるのだろうか、そんなことも確かめがてら、気持ちいい好天に誘われて、ふるさと広場に出かけてみた。

 

やはり満開には届かず、6~7分咲きというところだろうか。

 

桜の花かげの遙か向こうの川面に、白い塊が見えた。もしやと思って、望遠レンズの倍率をあげて見ると、あのコブ白鳥のようだった。しばらくするとほかの鳥の羽音に驚いたのだろうか、頭をもたげた。手を振ってみると、こちらに気づいたようだった。そして、コブちゃんと最初に出会った駐車スパースの方に動き始めた。こちらのことを覚えていてくれたのだろうか、ともかくこちらも駐車場に向かってみることにした。

 

 

駐車場にはコブちゃんの方が先に着いていた。駐車スペースの縁に近づくと、以前のように近寄ってきた。やはり覚えていてくれたんだろうな、自分で言うもなんだが、なんと感動的な再会ではないか。

 

 

2021年03月26日ふるさと広場:ふるさと広場

ハクチョウ対イヌ

見るからに精悍そうなワンちゃんが、コブちゃんに興味を示して近寄っていった。ワンワンと吠えてケンカを売ったのだが、さてその成り行きは…

 

 

 

気の強いコブちゃんの反撃に遭って、あえなく退散したのだった。

2021年03月27日ふるさと広場:ふるさと広場

ピンクムーンの日の日没

今日は満月、例のアメリカ先住民の呼び方では「ピンクムーン」、ピンク色の花が咲くからそう命名されたという。

 

ピンクムーンを撮る前に、夕陽もきれいだったので撮っておいた。

 

 

 

 

日が沈む様子をじっくり眺めることなどあまりないが、たまにそういう機会も持つと、その速さに驚かされる_月がのぼる速さもそうなのだが。あれよあれよという間に川面の向こうに沈んでいく。日が沈む速さは、とりもなおさず時の流れる速さであり、日が沈む様子を眺めていると、時の移り変わりの速さが実感として心に迫ってくる。こんな速さで時が流れ、思いもよらない速さで年を重ねていくんだな、と柄にもない感慨が浮かんできたりする。

 

 

厚い雲が空を覆っているけれど、今夜の満月は観られるだろうか、とちょっと心配になってくる。

2021年04月27日日乗:日乗風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

ピンクムーン

今回はあらかじめ「日の出・日の入り時刻・方角マップ」というサイトで、月が出る方角を確かめてから撮影に臨んだ。見当を付けて置いた場所からは少しずれたけれど、ふるさと広場のオランダ風車の横からピンクムーンがのぼる様子を撮影できた。

 

月の出は18時34分、実際に月が見え始めるのはもう少し経ってからだ。いつもなら夕食が終わった頃だが、今宵はおにぎりをコンビニで買い求め、おかずは夫人のお手製、オランダ風車そばのベンチでいただいた。


(最初の一枚は、18時44分に撮影)





2021年04月27日日乗:日乗風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

サギは家づくりに大忙し

サギは巣づくりの真っ最中、何回も飛び立っては、くちばしに小枝を挟んで戻ってきた。

 

緑色のアイシャドウをつけたこの鳥は、ダイサギ(たぶん)。

 

 

 

 

 

 

 

この鳥はアオサギ(たぶん)。

 

 

わざわざダイサギの前を横切って小枝を運ぶアオサギ、嫌がらせをしているようにしか見えないが、ケンカにはならないようだ。コロニーを形成して共同生活をするためには、争いは禁物なのだ。

 

 

 

 

2021年05月04日ふるさと広場:ふるさと広場動物:動物城址公園:城址公園佐倉:佐倉, 城址公園

太鼓の響き

城址公園は相変わらずの人出だった。臨時の駐車場は、春の桜の季節にも引けを取らないほど車で埋まっていた。佐倉市は蔓延防止等重点措置の適用を受けていない。そのことも関係しているのだろうか、市外・県外からのナンバーも多かった。

 

探索中、太鼓の音が響いてきた。天守閣跡の広場の方から聞こえてくるようだった。

 

 

 

2021年05月08日ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:佐倉, 城址公園

スーパームーンの皆既月食(1)

今夜は二十数年ぶりで、スーパームーンと皆既月食が重なる特別な夜だった。気がかりは天気、明日からは雨ということだが、今夜まではどうにか持ちこたえてくれるという予報だった。

 

 

撮影場所はふるさと広場、チューリップ畑は水田へと変わっていた。前回の満月の日にもここに来た。その時は貸し切り状態だったが、今日は車が次々にやって来て、桜並木の駐車スペースは次第に密の状態になっていった。

 

思っていた以上に雲が広がっているのが気がかりだ。この時間帯の天気図では、千葉県北西部には雲がかかっていなかったのだが…

 

 

6時45分、予想した場所よりちょっと左側だったが、月がちょっと顔を赤らめてソロリソロリと顔を出してきた。

 

 

陽は先ほど沈んだばかり、折りよくマジックアワーが始まり、空はブルーに染まって大きなスーパームーンをより一層引き立てる。

 

 

ただ残念なのは、すでに月食は始まっているはずなのに、あいにくの雲がそれを隠してしまっている。そして昇っていくに従って、雲の餌食となってその姿がだんだんと消えていってしまった。

 

 

 

 

2021年05月26日風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

スーパームーンの皆既月食(2)

雲間に隠れてしまった月は、なかなか姿を現してくれなかった。雲が切れれば姿を現すだろう、ふるさと広場に集まっている人たちはそう思っているようで、皆あきらめて帰ることなく根気強く待っている。そして減るどころか、月見客は少しずつ増えてきたのだ。皆既月食になる時間に合わせて、予定を立てて来たのだろう。

 

皆既月食が起こると言われている時間まで待ち、それが見られないことを確認してから私たちは帰途についた、ほぼ途切れることなく駐車している車列を横目に見ながら…。

 

皆さん、どうしてそんなに忍耐強いんだろう。たとえスーパームーンは見られなくても、たとえ皆既月食を見られなくても、いつもとは違う夜を過ごしたくて、新型コロナのことなど忘れて、田んぼのカエルの鳴き声を聴きながら、遠くを走る京成電車の車窓の明かりを見ていたくて…そんなことを思いながら、車の中で過ごしているのだろうか。

 

「月見た?」

夫人が何を言っているのか、すぐには分からなかった。

「月の白いカケラが見えるよ」

半信半疑で庭に出てみると、確かに向かいの家の屋根の上に、三日月形に欠けた月が姿を現していた。すでに皆既月食は終わり、満月に戻る途中で一時的に姿を現してくれていた。ふるさと広場で粘っていた人たちにも、この月の光が同じように届けられたことだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年05月27日風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

佐倉の山形土偶

落語家の柳家権之助さんが、Twitterに「山形土偶」についてつぶやいていた。

 Twitter:柳家権之助

 

それによると、山形土偶とは、顔が山の形をした土偶だからそう名付けられたそうで、『発掘されたのは千葉県佐倉市』…佐倉に長年住んでいるけれど、そんなことは聞いたこともなかった。

 

ちょっとどころか大分気になったので調べてみたところ、佐倉市のwebサイトに次のような記載があった。

 

『縄文時代では、中期の有孔鍔付注口土器<ゆうこうつばつきちゅうこうどき>、後期の山形土偶や異形台付<いけいだいつき>土器、晩期の亀形土製品が出土しています。』

 佐倉市の文化財-史跡(1)「城跡・遺跡・古墳」

 

確かに「山形土偶」が出土したという記述がある。出土したのは「江原台」、発掘調査で多数の遺構・遺物が出土したことから、「江原台遺跡」と名付けられた。

 

出土した山形土偶は、明治大学博物館の所蔵となっていて、その写真は「 和樂web」などに載っている。

 かわいい縄文土偶10選、クセが強いんじゃ!これは必見じゃ!

 (和樂web編集部)

  …土偶7.おにぎりのような頭をもつおかっぱちゃん

 

昭和50年代、江原台では宅地開発、聖隷佐倉市民病院の建設にともなって数回に亘って発掘調査が行われた。その時の調査結果の詳細は「佐倉市江原台遺跡発掘調査報告書」などにまとめられている。明治大学博物館蔵となっているのは、当時の発掘調査に明治大学が関わったからなのだろうか。

 

あのヤギのポニョがいた崖の上で、5000年以上も前の縄文時代から人々が住み着き暮らしていた。そんなことなんか今まで想像もしていなかった。縄文海進時には、崖の下まで海が入り込んでいたのだろうか。

 

 

 

 

2021年06月05日ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

縄文の丘に昇る満月_1

6月25日は満月、例のアメリカ先住民の呼び方では「ストローベリームーン」、日本ではイチゴの季節は春、6月の満月にはそぐわない感じがする。なぜだろうと気になったので調べてみたところ、アメリカでは5月~11月が収穫期らしい。

 

今は梅雨の季節、はっきりしない天気が続き、25日は一日中曇りの予報、6月の満月を撮影するのは無理かなと思っていた。ところが月が満ちるのは深夜の3時台、つまり25日の月の出を待つより、24日の月の出の方が、より満月に近い状態で撮影できるということだ。幸いなことに、天気予報によれば24日の今日は、夕方から夜にかけて、天気が一時的に回復するということだった。

 

日中は雨が降ったり雷が鳴ったりの不安定な天気だったが、天気予報を信じてふるさと広場に向かった。

 

今回は、あのポニョがいた崖の上に昇る満月を撮ろうと思って、下調べをしておいた。崖の上は江原台と呼ばれ、以前発掘調査が行われたことがあった。縄文時代の遺跡が見つかり、太古の時代から人が住み着いていたことが分かった。山形土偶もこの地で発掘されたのだった。縄文時代の遺跡が眠る江原台、その上に昇る満月を撮影するというのが、今回の計画なのだ。

 

これを名付けて、「縄文の丘に昇る満月」を撮る、とでもしておこうか。五千年以上も前の縄文人たちも、同じ満月を観ていたに違いないのである。その満月を観ながら、悠久の時の流れに思いを馳せれば、新型コロナのことを一時でも忘れることができるであろう。

 

[ふるさと広場から江原台遺跡の丘を望む]

 

少し離れてこんもりと茂る二カ所の樹木、その間あたりから昇る満月を撮るために、撮影場所の見当をつけて月の出を待った。

 

佐倉市の月の出は、東京より少し早くて18時38分、丘の上に顔を出すのは10分以上経ってからだろう。そして上空の灰色の雲が、下に降りてこないことを祈るしかない。

 

 

2021年06月24日風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

縄文の丘に昇る満月_2

天気予報では曇り、荒れ模様になる可能性も言及されていたが、あにはからんや天気が崩れることはなかった。夜になってもその傾向は続き、多少雲は多めだが満月の撮影に大きな影響はなさそうだった。

 

さて、昨夜のふるさと広場に戻ることにしよう。月の出を待ちわびていたところ、18時55分頃ちょっぴり顔を見せてくれた。

 

 

ほぼ予想していた方角・位置から昇り始めた。ただ、雲が少しかかっていた。

 

 

さらに昇っていくと、上空の雲にかかって、次第に消えていってしまった。

 

 

 

 

2021年06月25日風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

月夜のカメ

「カメだ!」

と夫人。空ばかり見ていた当方は気づかなかったが、地面に黒い塊があった。

 

 

近づいてよく見れば、確かにカメだった。印旛沼にはいわゆるカミツキガメと呼ばれる獰猛なカメがいる。まさか、とは思ったけれど注意深く確かめてみると、どうやらミドリガメの類いのようだった。

 

 

ミシシッピアカミミガメはよく聞くけれど、首に赤い模様がないから、ミシシッピニオイガメだろうか。

 

2021年06月27日風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場動物:動物佐倉:ふるさと広場, 佐倉

ふるさと広場はヒマワリ満開

現在ふるさと広場では、「風車のひまわりガーデン」(8月1日まで)が開催されていて、ヒマワリが満開の時期を迎えている。

 

 

 

 

2021年07月14日日乗:日乗風物:花, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

印旛沼の満月

7月の満月は、24日(土)午前11時37分に最大となる。23日夜の月はまだわずかに満月にとどかず、24日夜の月は満月をわずかに過ぎてしまうことになる。ただその満ち欠けは、肉眼では分からない程度だから、23日と24日に月を見れば、両日ともに満月を眺めていると受け止めてもいいのだろう。

 

23日は雲が多く短い時間で撮影を切り上げたが、24日は昼間から雲一つない上天気だった。

 

 

24日の月の出は午後7時22分、前日より52分遅いため、月が昇り始める頃には周囲はかなり暗くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年07月25日風物:月, 風物ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

今夜の満月も曇り空

今夜の満月は「スタージャンムーン(Sturgeon Moon)」、Sturgeonとはチョウザメのことで、最も収穫できる月が8月ということから命名されたそうだ。毎度のことではあるけれど、アメリカ先住民たちの呼称ということのようだ。今度こそ快晴の夜空に浮かぶ満月を撮りたいものだと思っていたが、今日もまた曇り空。これで4~5ヶ月は曇り空が続いたことになる。

 

今回は印旛沼にかかる橋の上に昇る月を撮るために、あらかじめ調べておいた撮影スポットに三脚を立てて待ち構えていた。雲が低く下りていたので、今日もダメかなと思っていたところ、案の定月の出の時間を10分以上も過ぎても、月の姿は見えなかった。

 

 

西の方では雷雲が発生しているようで、ときどき稲光が見えた。

 

こんな空模様だから、とうとうあきらめて少し離れたところに駐めておいた車に戻ると、月の光が薄雲を抜けて輝いていた。

 

 

木星と土星が満月に近い位置に見えるということだった。さすがに土星をいっしょに撮影することはできなかったが、満月の上に見える木星は撮ることができた。

 

 

2021年08月22日風物:月ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

スーパー水田

ふるさと広場には、スーパー水田と呼ばれる田んぼがある。何を持ってスーパーと呼ばれるのか。それはその水田の広さが関係しているようで、そのひろさは東京ドーム1.6個分といわれている。

 

広さだけでいえば、もっと広い場所はいくらでもあるはずだが、スーパーと言われる所以は、あぜ道で区切られた一枚の田がそのように広大だということのようだ。

 

そのスーパ水田の一部では、すでに刈り取りが行われていた。

 

まだ刈り取りが終わっていない区域を見ると、稲の育ち具合は収穫期を迎えているとは思えない。なぜなんだろうと思い調べてみると、この水田で栽培しているのは、米を収穫するためのものではなく、飼料用とする稲ということらしい。だから実る前の穂が出て間もない状態で、刈り取ってしまうそうだ。

2021年08月23日ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

獣のような雲と彩雲

今朝の雷雨は、得体の知れない怪獣が、大空を我が物顔に暴れ狂っているような激しい雷鳴と雨の降り方だった。昨夜ふるさと広場で見た稲光は、その前兆だったのかもしれない。

 

次の写真は昨日の午後6時前に撮影した。夕焼け空に不気味な巨大な雲が発生していた。長く尾を引き、吠えるように大きな口を開けているその雲は、凶暴な獣のように見えた。尾っぽの末端部分には彩雲も見えていた。

 

 

2021年08月23日ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

スーパー水田の稲わらロール

大型機械で刈り取られたスーパー水田の稲は、ロール状に丸められ、その大きさは直径2メートほどになる。刈り取りの時期には、そのような大きな稲わらロールの塊がいくつも転がっている。それが冬期の牛のエサとなるということだ。

 

 

2021年08月24日ふるさと広場:ふるさと広場佐倉:ふるさと広場, 佐倉

縄文の丘の今(1)

今までは、縄文の丘をふるさと広場から見上げるばかりだったが、あの丘の上に立って印旛沼を眺めたらどんなふうに見えるのだろう、ふるさと広場に行くことが重なるにつれて、そんなふうに思うこともあった。

 

縄文の丘の先端まで行ってみようと2・3回試みたことがあったが、行き着くことはできなかった。今回Googleマップなどを利用して、新たなルートを見つけだし、再度挑戦してみたのだった。

 

(2020.7.24 撮影)

2021年09月16日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

縄文の丘の今(2)

縄文の丘の上に見える建物は市民病院、それの背後に回り込めば丘の先端に出ることができそうだ。そう見当をつけて、病院脇の空き地に車を駐めて徒歩で向かった。病院の周囲には大きな駐車場があって、その辺りまでは車を進めることができが、その先は細い未舗装の道となっていた。

こんな所で猫と遭遇。チョコとよく似た毛並みの子猫で、近づきすぎるとぴょんぴょん跳ねるように逃げていく。右目が濁っているのが気になった。

子猫の背後の壊れかけの車が気になったので、反対側に回ってみた。一応屋根に覆われているので、まだ何かに利用しているのだろうか。

さらに歩みを進めていくと、農作業をしているおばさんの姿が見えたりして、畑中の農道の雰囲気になってきた。縄文遺跡の発掘調査は、市民病院の建設予定地だけで行われたのだろうか。それとも周辺の農地でも行われたのだろうか。いずれにしても、いま眼の前に広がる農地の下には、今でも縄文の遺跡が眠っていることだろう。

野菜の直売所があった。看板によれば「収穫体験型」となっているから、自分で収穫して、「セルフ」とあるから料金はどこかにある箱にでも入れておくのだろうか。

畑が尽きた辺りに、ひときわ立つ双子の大きな樹が見えた。たぶんあの樹が、ふるさと広場から丘を見上げた時に、眼に入ってくるあの二本の樹なのだろう。あそこまで行けば、ふるさと広場を眺め下ろすことができるに違いない。

 

ただ、そこに行くには畑に足を踏み入れて進まなければならない。無断で他人の畑に入ることは、やはりためらいが伴う。辺りに人がいれば、尋ねてみるところだがあいにく誰もいない。またの日に来ることにして、ふるさと広場へと向かった。

 

2021年09月17日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

中秋の名月(朝)

今日は長い一日だった。朝の3時50分に起きて、4時半前には家を出た。なんでそんな不健康なこと(朝寝坊の当方にとっては)をしたのかというと、中秋の名月が沈むところを撮りたかったからなのだ。

 

今日は中秋の名月で満月、ところが夕方から雲が多くなってきて、お月見は無理かもしれないという予報だった。午前中までならば確実に晴天が続くということのようだから、それなら早朝の月の入りを撮影しようと思い至ったのだ。

 

月の入りは5時16分、5時前にふるさと広場に到着したときは、まだ周囲は真っ暗闇だった。驚くことに、そんな暗闇の中を手に懐中電灯を携えてジョギングしている人がいた。

 

月の出を撮るには、前もってその場所を調べておく必要があるが、月の入りはもう月は出ているのだから調べるまでもないのだが、撮影ポイントはあらかじめ橋の上と決めておいた。その場所からだと、印旛沼越しにオランダ風車の辺りに沈む月を撮ることができるはずだ。

 

中秋の名月(月の入り)

 

月の出は月面の模様が異なる。

(2月28日撮影のスノームーン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年09月21日日乗:日乗風物:月ふるさと広場:ふるさと広場

中秋の朝日

日の出の時刻は5時28分、月の入りは4時57分だから約30分後に太陽が昇ってくる。その間、東の空はすでにしらみ始め、京成電車も走り始めていた。

 

 

日の出

 

朝日をあびて、「縄文の丘」東端にある家が浮かび上がった。見晴らしは良いに違いないが、高所が苦手な人にとっては、敬遠したくなる高さだ。

 

この写真を現像しているときに、昔「朝日の当たる家」というアニマルズの曲が、日本でもヒットしたことを思い出した。その当時は歌の内容も知らずに聞いていたが、いま訳詞を参考にしながら聞き直してみると、かなり悲惨な内容の曲だった。ただ、「俺のようになるな」という歌詞もあるから、反面教師として子どもたちに教え諭している、ということかな。

 

 The Animals

 House of the Rising Sun (1964)

5人グループの皆が生真面目な顔で歌い演奏しているのだけれど、曲の終わりに近づいたころ、ギターを弾いていたメンバーが急にニタニタと笑い出した。なぜなんだろうか、不気味です。

2021年09月23日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

中秋のコスモス

ふるさと広場の道路を挟んだ東側では、コスモスが見頃を迎えていた。整然と植えられた花畑ではなく雑然と咲き乱れているが、自然のままの素朴な趣を帯びていた。

 

 

 

 

 

 

ふるさと広場では、10月に入ると「佐倉コスモスフェスタ」というイベントが予定されている。

 

【開催期間】

2021年10月9日(土)~ 2021年10月24日(日)

午前9時から午後4時まで

 

 詳しくは

  → 佐倉コスモスフェスタ

 

こちらのコスモスは区画整理され整然と植えられているが、まだ時期が早くポツンポツンと咲いているだけだった。

 

 

 

 

 

 

2021年09月24日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

飯野竜神橋

鹿島川の河口に架かる橋は、南側の「佐倉ふるさと広場」と北側の飯野地区とを結ぶ。月の入りの写真はこの橋の上から撮影した。

 

撮影しているとき、欄干の外側下部に青銅色の竜の頭部が飾られているのに、迂闊なことではあるが初めて気がついた。

 

 

調べてみると、その橋の名称は「飯野龍神橋」、なるほど竜の飾りがついているからそういう名前になるのは至極当然のことだ。しかしどうして竜の飾りなのだろうか、それの答えは佐倉市のウェブサイトに載っていた。

『「日照りを竜が救った」という民話』

にちなむと記載されていたが、それ以上のことは分からなかった。

 

 

2021年09月28日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場

あれはコブちゃんか?

明日(10月9日)からふるさと広場では、「佐倉コスモスフェスタ」が始まる。会期中はきっと混雑するに違いないから、一日前の今日出かけてみた。

 

前日というのにかなりの人が、コスモスにカメラを向けていた。

 

気温がかなり上がっていたので、ソフトクリームなんぞをナメながら、久しぶりで空が広い場所でノンビリと過ごしたのだった。

 

そろそろ帰ろうかと腰を上げて駐車スペース向かったとき、あの「竜神橋」がクッキリときれいに見えているのに気がついた。

 

撮影しているときに、橋の向こう側、少し離れたところに少し大きめの白い影が見えた。あいにく望遠カメラは持参していなかったので、大きくとらえることはできなかったが、どうやら白鳥のようだった。

 

(あれはひょっとしてコブちゃんではないだろうか)

まさか、とは思ったが手を打ち鳴らして、大きく手を振ってみた。そんなことを何回と繰り返すと、その白い塊がこっちの方に近づいてくるではないか。

 

この鹿島川で初めて白鳥に出会ったのは、今年の2月のことだった。それから何回か撮影する機会があったが、いつの間にか姿を消してしまい、そのまま八ヶ月ほどが経ってしまった。

 

(2021年2月6日 撮影)

 

こちらに近づいてくる白鳥が、あの時と同じ個体かどうかは分からない。警戒心を抱くことなく近づいて来るということは、あのコブちゃんなのかもしれない。

 

たぶん、何かもらえるかもしれないかもしれないと思って、はるばるここまでやって来たのだろう。シッポをフリフリしておねだりしている様子なんだけれど、本当に申し訳ないけれど、何も持ち合わせがない。両手を広げて「ナイよナイよ」ジェスチャーをすると、アッサリあきらめて、さっさと体の向きを変えて、戻っていってしまった。

 

 

2021年10月08日日乗:日乗ふるさと広場:ふるさと広場動物:動物

佐倉コスモスフェスタ

123前回ふるさと広場に行ったのは、「佐倉コスモスフェスタ」が始まる前日だった。コスモスは、その時はすでに見頃を迎えていたが、今日は咲き終わった花もチラホラと見えた。ただ遠目で見ると、オランダ風車の周りは華やかな雰囲気に包まれていた。平日だというのに人出もかなりあった。

 

 

この日は、時どき風車が回っていた。

 

 

 

 

2021年10月18日写真:写真ふるさと広場:ふるさと広場

コブちゃんは記憶力がいい?

対岸の岸近くに白い物体が見えた。遠くではっきりしないが、ひょっとしてあれはコブちゃんかもしれない、そう思ってカメラで撮って拡大表示してみると確かに白鳥だった。

 

コブちゃんを間近で見るために、橋を渡って向こう岸に行ってみた。ふるさと広場を対岸から見ることは初めてのことだった。

 

コブちゃんはすでに岸をかなり離れていた。先日と同じように、手をたたき両手を大きく振ってみた。ところが振り向きもせず、さらに離れていってしまった。

 

この前は、すぐ気がついてかなり長い距離をプカリプカリと近づいてきてくれたのだが…そのときは何も持ち合わせがなく両手を広げて、ナイナイのポーズをしたら、すぐに戻っていってしまったのだった。

 

その時のことを覚えていたのだろうか。あの夫婦連れは、せっかく近くに行ってあげたのに何もくれなかった、もうだまされないぞ!とでも思っているのだろうか。何回かポンポンと手をたたき手を大きく振っても、近づいてくることはなかった。

 

 

2021年10月19日ふるさと広場:ふるさと広場動物:動物

月を撮るのは難しい

昨夜は満月、例のアメリカ先住民の呼び方では「ハンターズムーン」と言うらしい。

 

月はかなり明るい光を放つから、露出の見極めが難しい。月だけを撮影するのは比較的難度は低いが、月と風物とを組み合わせて撮るとなるとかなり難しくなる。光り輝く月に露出を合わせると周囲の風物が黒つぶれになってしまう。逆に周囲の風物に露出を合わせると、月が白飛びを起こしてしまう。

 

白飛びを起こしてしまった場合は、現像ソフトでいくら工夫しても、月の表情を復活させることはできない。逆の場合、周囲の風物の黒つぶれが極端な状態でなければ、月の表情が消えてしまわないように露光量を調整することで、周囲の風物をある程度復活させることが可能な場合もある。また、「HDR」を使う手もあるが、何枚か露出の違う写真を合成することになるので、それはあまり使いたくない。

 

今回は、満月とコスモスとの共演を撮ってみることにした。しかし、やはり難しい。三脚を立てる場所を、もう少し工夫すればよかったのかもしれない。

 

 

 

 

 

2021年10月21日写真:写真風物:月ふるさと広場:ふるさと広場