月を撮るのは難しい
昨夜は満月、例のアメリカ先住民の呼び方では「ハンターズムーン」と言うらしい。
月はかなり明るい光を放つから、露出の見極めが難しい。月だけを撮影するのは比較的難度は低いが、月と風物とを組み合わせて撮るとなるとかなり難しくなる。光り輝く月に露出を合わせると周囲の風物が黒つぶれになってしまう。逆に周囲の風物に露出を合わせると、月が白飛びを起こしてしまう。
白飛びを起こしてしまった場合は、現像ソフトでいくら工夫しても、月の表情を復活させることはできない。逆の場合、周囲の風物の黒つぶれが極端な状態でなければ、月の表情が消えてしまわないように露光量を調整することで、周囲の風物をある程度復活させることが可能な場合もある。また、「HDR」を使う手もあるが、何枚か露出の違う写真を合成することになるので、それはあまり使いたくない。
今回は、満月とコスモスとの共演を撮ってみることにした。しかし、やはり難しい。三脚を立てる場所を、もう少し工夫すればよかったのかもしれない。