初めて購入したSIMフリーの格安スマホでは、FREETELのSIMを使っていた。それを選んだ理由は、「使った分だけ安心プラン」というサービスがあったからだ。家ではwifiを使っていて外出したときだけデータ通信の利用になるから、毎月のデータ通信使用量が1GBを越えることがほとんどなく、上限20GBなどの定額料金の契約では、使い切ることができないのだ。「使った分だけ安心プラン」では、例えば月の使用量(データ専用)が1GB以内であれば499円(税抜き)、それを越えて3GBまでなら900円という具合に、使用量によって料金が変動する。
当方のような使い方では、通信料をおさえられるなかなか便利なサービスだったのだが、そのやり方では経営が苦しくなったのか、楽天モバイルに吸収されてしまった。他社へ移る選択肢ももちろんあったのだが、引き続き「使った分だけ安心プラン」が使えるというので、そのまま楽天モバイルに移行したのだった。
このような流れで楽天経済圏のサービスに取り込まれ、機種変更の際には楽天回線対応のスマホを購入して現在に至っている。データ通信サービスは、FREETELの「使った分だけ安心プラン」と同等の「組み合わせプラン」に移行した。ただ、その「組み合わせプラン」も、すでに受け付けが終了してしまった。すでにそのプランを契約している人は、引き続き利用することができるが、新規で契約することはできない。
使い勝手の良かった「組み合わせプラン」の新規受付が終了して、楽天モバイルの現在の料金プランは「Rakuten UN-LIMIT V」、これだとプランは一つで、基本料金は2980円(税別)、楽天モバイルエリアでの使用は通信量無制限で無料(楽天モバイルエリア以外は5GBまで無料)となる。基本料金は必ず支払わなくてはならないので、今までよりかなり割高になってしまう。
ということで、今のままで使い続けるのが賢明な選択だと思っていたところ、先日「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」という新プランが発表された。4月1日より提供予定ということで、1GB以下は0円、以降は使用量に応じて課金され、20GB超過は2980円ということだ。また「Rakuten
Link」というアプリを使えば国内通話・国内SMSは無料、海外通話の一部(海外→国内、海外指定66の国と地域が対象)は無料となるそうだ。
今「Rakuten UN-LIMIT V」に申し込めば、通信料は一年間無料、そして4月1日に「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」に自動アップグレードになるという。当方の使い方(1GB/月以下)であれば、ずっと無料ということになる。
SIM交換というちょっとした手間を厭わなければ、とても魅力的な料金プランに移行できるのだから、これはもう決断するよりほかはない。
ここまでが前置きで、本題はSIM交換に関すること。交換する前に旧SIMでしておかなければならないことはあるのか、LINEはそのまま使えるのか、何よりの問題は、おサイフケータイの残金がなくなってしまうことはないのかなどなど、いろいろと不安要素がある。これらのことについては、次回書くことにする。