ふるさと広場は黄金色

以前、「ふるさと広場」のスーパー水田について書いたことがあった。その水田で栽培しているのは、米を収穫するためのものではなく飼料用とする稲で、稲穂が実る前に刈り取ってしまっていた。

 

広大な水田のすべての区画が、同様な用途で利用されているものだと思っていた。ところが縄文の丘からの帰途立ち寄ってみると、他の区画では稲穂がキラキラと黄金色に輝いていた。ただ葉の色はまだ緑がかっていたから、刈り取りまでにはもう少し日数かかかるのかもしれない。

 

こんな説明板があった。「ふるさと広場」にはもう何回も足を運んだのに、初めて目にするものだった。

 

それによると、

『この地域の田んぼは、大きな雨が降ると洪水となり「印旛沼がおおきくなった」のごとく清々と水を貯え、秋の収穫期に農民を悩ますことがしばしばあり、「3年に一度は米が穫れない地域」と言われておりました。』

その後、土地改良事業が行われ、田んぼの区画整理も行われ、現在のような大規模水田へと変貌したそうだ。

 

縄文海進の時代には、あの縄文の丘まで海が入り込んでいたであろうことは容易に想像できる。その後海水が引いてからは、低湿地となっていた時期が永らく続いていたのだろう。

 

印旛沼の岸辺にも、彼岸花が咲いていた。

 

2021年09月18日