接種翌日の午後以降

今朝(接種日を含めて3日目)の体温は、36.1度だった。体の具合も接種前に戻ったようだ。これで副反応は治まったということなのだろうか、峠は越えたということなのだろうか。昨日のつらさはもう味わいたくないので、そうであることを心から願っていますが。

 

昨日(接種翌日)の午前中は、すでにブログにも書いたように、強い副反応は出ていなかった。ところが午後になって状況が変わってきた。どうも熱っぽく、さらにだるさも重なっていたので、午後はずっと横になって休んでいた。夕方に近づいた頃、体温を測ってみると、37.0度に上がっていた。この程度の熱なら風邪をひけば出ることはあるし、水分補給でジュースを飲めば味は分かるし、まァたいしたことはないなと思っていた。

 

いつもより少なめだったけれど夕食も摂り、少し早めに床に入った。ところが、しばらくしてから腕の痛みが増してきて、体全体が熱を帯びているようになった。接種部位に手を当ててみると、火傷をするような熱さ_だいぶ大げさではあるが、そんなふうに言いたくなるほどの痛みを伴う熱さだった。そしてそこが熱源となって、体全体に熱をゆき渡せているというような感じだった。

 

熱っぽさを通り越して、もう高熱に体全体が支配されているという感じだ。ただ、かえって頭は冴え、イヤな想像が次から次へと沸き起こってくる。今の状態がこのまま続けば、そのうち肺に白い影がだんだんと広がり、しまいには肺が真っ白になるのではないだろうか。しかし実際には息苦しさは全然ない。だが息苦しさはなくても、酸素濃度は90を切り重症化に陥り始めているのではないのだろうか、など…悪いことばかりが頭をよぎる。

 

どうにも我慢がならなくなって、夫人に解熱剤はないかと訊いてみれば、あると言うではないか。2回目の接種で高熱が出る人が案外いるという話を聞いていたので、解熱剤を買っておこうと思っていたが忘れてしまっていた。聞けば以前から買い置きをしてあったということだった。

 

解熱剤を飲む前に、念のため体温を測ってみた。たぶん38度以上はあるだろうなと予想していたが、なんと37.0度ではないか、夕方の体温と同じではないか。あの高熱_自分ではそう思っていた_に苦しめられていた状態を思い返せば、到底37.0度などとは信じられない数字である。脇の下に体温計を挟みもう一度測ってみた。しかし結果は同じだった。

 

体感的には、久しく感じたことのない体のほてりだった。風邪で熱を出した時を思い起こしても、37度などという生やさしい状態ではないと思われた。しかしこの状態が、新型コロナワクチンの副反応の特徴の一つなのかもしれなかった。37.0度などという体温を受け入れるためには、そう思うより仕方がなかった。

 

37度では解熱剤を飲む必要もないと思ったが、1錠だけ飲んでおいた。たぶんそれが効いたのだろう、夜半には35.9度に下がっていた。

 

かくして、接種後3日目の今日は、接種部位にまだ多少の痛み・熱が残ってはいるものの、平常の生活に戻ることができている。

2021年06月14日|日乗:日乗