アオバズクが見つからない

去年、アオバズクの写真を撮ったのは6月の初旬だった。今年もその姿を見られることを期待して、先週探しに行ってみたが無駄骨に終わってしまった。もう抱卵の時期に入ってるはずだから、例年通りなら、親鳥が巣の見張り番をしている様子を見ることができるのだけれど…今日、再び行ってみたが、探せど親鳥の姿を見つけることはできなかった。

 

今年はここには来ないのだろうか。かなり前のことになるが、何年間か営巣しないことがあったそうだ。ただ、こんな話もある。5月上旬に姿を見たという目撃談を、先週探しに来たときに長い望遠レンズを持った人から聞いたことがある。それが事実だとすると、一度偵察に来て今年はここで子育てをすることを断念したということだろうか。

 

見上げる角度をいろいろ変えてみたが、やはり見張り番の親鳥を見つけることはできなかった。今年はダメかなとあきらめて帰ろうとしたとき、こんな注意書きが目に入ってきた。

 

 

そこには「子育て中」とあるではないか。すぐには信じられなかった。この注意書きは、先週はなかったと思う。まだ真新しい感じなので、最近設置したのだろう。これで望みが出てきたということかもしれないが、ただ、自分の目で親鳥の姿を確認するまでは、心底信じる気持ちになれないのも、ほんとうのところなのだ。

2021年06月10日|動物:ふくろう, 動物|城址公園:城址公園|佐倉:佐倉, 城址公園