神楽坂の「アユミギャラリー」が、映画「mellow」の舞台として、花屋さんの設定で使われたということで、もちろん実際に花屋さんになってしまったのではない、誤解無きよう。
映画『mellow』
2020年1月17日公開
監督・脚本：今泉力哉
主演：田中圭
公開が2020年1月だから、撮影はコロナ禍前の2019年ということだろう。10年以上も前に縁があって「アユミギャラリー」に足を運ぶことが多くなったが、東京での新型コロナ感染の拡大とともに足が遠のき、本当に久しぶりで「アユミギャラリー」に行ったのが今年の6月のことだった。
その6月の時にも、それ以前にも、「アユミギャラリー」が映画「mellow」の撮影で使われたという話は耳にしていなかった。最近、何かの検索をしている時に、たまたまそういう記事に出会ったのだ。
映画「mellow」の予告編をYouTubeで観ると、確かにあの「アユミギャラリー」の展示スペースが花で埋まっていた。見覚えのある木製の大きなテーブルや丸椅子そしてソファーも使われていた。今までに何度となく足を踏み入れたその場所で、役者さんたちが演技をしている光景が、不思議なことに現実の出来事のように思われてくるのだった。
いくつかの挿話が描かれるいわゆる群像劇で、同じ今泉力哉監督の群像劇「アイネクライネナハトムジーク」（三浦春馬、多部未華子）は、いささかまとまり感が希薄だったが、「mellow」の方は夏目（田中圭）を軸に、切なくてちょっぴりユーモラスな片思いが、きめ細かくうまくまとめられていた。
田中圭主演映画『mellow』主題歌「花になる」ミュージックビデオ
フル動画もYouTubeにアップされていますが、それは検索すればすぐに見つかると思います。