16日の満月の日は、曇り空で月の出は見られなかった。日中は晴れていて、予報ではこのまま晴れが続くということだった。満月度96.7で右上が少し欠けているはずではあるけれど、いつも通りふるさと広場に撮影に出かけてみた。
「立待月」と呼ばれるその月は昔も今と同じように、夕焼けが終わるころ、西から東の方に顔を向けてそのまま佇んでいれば、しばらくして月の出を見ることができたからそのように名付けられたのだろうか。
三脚を立てて待ち続けていたが、残念ながら月は姿を現してくれなかった。ただ、月の出の時刻を過ぎてから、地上近くの雲が白んできたので、多分その背後で立待月が輝いていたに違いない。