里ふくろう草紙 新着記事

5月の満月

今日は満月、といっても満月度100%になるのは午前2時半頃、ということは今日(6日)の月の出より、前日(5日)の月の出の方が満月に近いということになる。6日のお天気具合もあまりよろしくないようなので、昨日いつもの「ふるさと広場」に出かけたのだった。

 

月の出は18時7分、残念ながら地上に近い空には雲が溜まっていて、ようやく撮れたのがこんな写真。

 

 

今日もそうだったが、昨日も強風が吹き荒れて土埃りが舞っていた。トラクターが土埃をあげながら作業をしていた。スーパー水田に水を張るための準備なのだろうか。

 

 

日が沈み、周囲が暗くなってもライトを付けて作業を続けていた。

 

 

満月がある程度高くなってくると、やっと雲の束縛から逃れることができて、全き姿を見せてくれるようになった。

 

 

満月の下、トラクターは土埃を巻き上げながら延々と作業を続けていた。

 

 

2023年05月06日

チョコ帰還

今日の昼過ぎ、猫のような啼き声が聞こえたので、庭を確かめてみたところ、なんとチョコがいた。さらに驚くべきことは、ダイエットでもしたように体がほっそりとした感じになり、毛の白い部分の汚れがとれて、きれいな毛並みになっていたことだ。

 

 

チョコが姿を消したのは、日曜日の午後のことだった。その日の夕食時は姿を現さず、月曜・火曜日もまったく姿を見ることはなかった。いなくなってから今日で三日目、そろそろ残っていたエサを処分しようかと考えているところだった。

 

右足はまだ痛そうなそぶりを見せるが、体全体は以前よりこぎれいになり、外見上は健康的になっている感じだった。チョコの身に何が起こったというのだ! 狐につままれるばかりだった。

 

想像の域を脱しないが、弱ってうずくまっているところを猫好きの人が見つけて、保護してくれたのではないだろうか。一時はお花畑を見るところまで衰弱していたが、運良く命拾いした、そんなふうにしか考えられない。

 

夕食は以前と同じ量を平らげた。まだ本調子ではない様子が見受けられるが、食欲が戻り足の状態が良くなれば、以前と同じようなチョコが戻ってくるに違いないだろう。

 

 

 

2023年04月26日

チョコが消えた(づづき)

22日の朝、また食べに来なかったらしい。前回のことがあったので、たいして心配することはなく、遅い朝食をすませてから、チョコの寝床をのぞきに行った。声を掛けると、ちょっと目を開けたがすぐに閉じてしまった。

 

しばらくしてから、朝食兼昼食を用意して、声を掛けると今度は起き上がってやって来た。右足を引きずるようにして歩いて来るのが、気がかりだった。エサに顔を近づけてみたものの、食べることなくその場に腰を下ろしてしまった。

 

抱き寄せて膝の上にのせてあげると、ノドをゴロゴロと鳴らし始めた。ノドを鳴らすことはそれほど珍しいことではないが、その時は今までにない鳴らし方だった。体全体を共鳴させて、その振動が膝に伝わってくるほどの激しい響き方だった。引きずっていた右足が気になったので触ってみると、激しい怒りの表情でそれを拒んだ。

 

ひとしきり膝の上で過ごしてから、道路に面したところまで、やはり右足を引きずるようにして歩いて行った。眼で追っていると、立ち止まって振り向いて、自分からしばらくこちらと視線を合わせていた。普段は眼の状態を見ようとして、顔を無理矢理こちら側に向けようとしても、頑として拒むことが多かったので、疑問と共にちょっと戸惑いを覚えた。今思えば、それは末期の眼だったのかもしれない。

 

 

 

 

家の前の道路に面したそこがお気に入りの場所で、飽きもせず眺めていることがよくあった。その日も、そこでしばらく過ごしていた。そして、こちらが家の中で戻ったあと、いつの間にか姿を消していた。そして夕食時になっても、姿を現すことはなかった。

 

夜、夜食をあげる時間に庭に出てみると、あのチョコのお気に入りの場所に、猫の影が見えた。一瞬、チョコが戻ってきたのかと思った。近寄って確かめてみるとコロンだった。こちらが近づいても逃げることなく、悠然とその場所に座り続けていた。

 

庭のイチハツは盛りを過ぎて、季節は移り変わろうとしている。

 

 

2023年04月24日

チョコが消えた

チョコが姿を消したのは日曜日のこと、その日からずいぶん長い時間が過ぎたように感じるのだが、今日でまだ二日しか経っていない。

 

先週の木曜日の早朝_世間的には早朝とは言えない時簡だけれど、いつも朝の遅い当方にとっては早朝ということになるのだが_こちらがまだ就寝中なのに夫人が部屋に入ってきて、

「チョコが食べに来ない、寝床にはいるんだけれど」

チョコの朝食は夫人が担当してくれている。いつもはドアの前で待っているそうだが、そんなことは今までになかったことなので、心配して知らせてくれたのだった。

 

様子を見にゆくと、まだ寝床にはいったままだった。「チョコ」と声を掛けると、ゆっくりと顔をもたげ体を起こして、近寄ってきた。夫人が用意してくれていた朝食を差し出すと、食べ始めはしたが、たいして食べることなく、ノビをしてから立ち去ってしまった。

 

その日の昼食・夕食は普段通り食べ、夜食もいつも通りだった。次の日(21日)の朝は、夫人によれば食べに来たということだった。特に変わった様子は見受けられず、これからも今までと同じようなチョコとの付き合い方が続くと思われた。

 

次の写真は19日に撮ったもの。

 

 

(つづく)

 

2023年04月24日
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