山茶花の枝に、白くて小さなパラシュート状の物体がたくさん付着していた。
[さなぎ]
[さなぎから幼虫へ]
[幼虫が羽化して成虫へ]
ハナアブは全国で見られるハエ目の昆虫で、アブではなくてハエの仲間ということだ。体の模様はハチにそっくり、でも毒針はなくハチ特有の巣を作ることもない。害虫でもないので、駆除する必要もないらしい。
ハナアブと名付けられている通り、花から花へと飛び回り、花粉を運んで受粉の手伝いをしてくれる。このような重要な役割を担っている生きものを、花粉媒介者(ポリネーター)と言うそうだ。