五月末までの予定となっていた3回目の緊急事態宣言が、また6月20日まで延長されることが、本決まりとなった。千葉県に出されていた蔓延防止措置も同様に延期となった。
3回目の緊急事態宣言期間は、当初4都府県を対象に4月25日から5月11日までの予定だった。その後さみだれ式に対象区域が増えて、現在は10都道府県に膨れ上がり、期間も延長されて、6月20日までとなった。
[緊急事態宣言の実施期間/区域]
2021年4月25日~6月20日 / 東京都、京都府、大阪府、兵庫県
2021年5月12日~6月20日 / 愛知県、福岡県
2021年5月16日~6月20日 / 北海道、岡山県、広島県
2021年5月23日~6月20日 / 沖縄県
日本の新型コロナウイルス感染症対策は、梅雨時の雨のように続けられているが、そうなってしまったのは、見通しが甘かったのか、それとも柔軟に対応しているのか、その答えは自明ではあるが…。
一方、フランスは厳しい外出制限から、段階的に解除していくスケジュールを事細かに計画していた。
[新型コロナウイルス関連情報 2021年5月20日(木)更新]
(出典:トリコロル・パリ)
■飲食店・文化施設・商店再開の条件
飲食店(テラス席)
5月19日(水)~ 1テーブルに6人まで
飲食店(店内)
6月9日(水)~ 最大収容人数の50%まで、1テーブルに6人まで
映画館・劇場・コンサート会場
5月19日(水)~ 最大収容人数の35%まで、かつ最大800人まで
6月9日(水)~ 最大収容人数の65%まで、かつ最大5000人まで
商店・美術館
5月19日(水)~ 顧客1組につき8㎡のスペースを確保
6月9日(水)~ 顧客1組につき4㎡のスペースを確保
スタジアム・屋外競技場
5月19日(水)~ 最大収容人数の35%まで、かつ最大1000人まで
6月9日(水)~ 最大収容人数の65%まで、かつ最大5000人まで
プール・体育館
6月9日(水)~ 最大収容人数の50%まで
6月30日(水)から
ほぼすべての施設で感染対策をとりつつ通常営業
5月28日のフランスの感染者数は、フランス公衆衛生局発表データでは前日比 11,268 増ということで、依然として多くの感染者を出しているが、計画は予定通り進められていくのだろうか。
2021年5月20日(木)の更新情報には、『5月31日(月)より、18歳以上なら誰でもワクチン接種を受けらます。(6月15日の予定から前倒し)』とあるだけだから、特に変更はないということだろう。