梅雨空が戻ってくる前に

7月14日は満月、しかもいつもより大きく見えるスーパームーン、その日を楽しみに待っていたのに、今日からは梅雨時のような天気が続き、スーパムーンは撮影できない公算が高い。

 

そんな予想が頭にあったので、昨日ひまわりを撮りに行った時、夕刻になっても天気がくずれることがなく、それを幸いとして満月にはまだ一割ほど届かなかったが、月の出を待ってみることにした。

 

月の出は16時30分頃、実際に見え始めるのはそれから15分ほど経ってからと踏んで待ち構えていたのだった。上空は青空が見えるのに、地上近くは雲に覆われていて、その雲の上にでれば、まだ明るいから白っぽい月が見えるはずなのだ。

 

 

 

ところが待てど暮らせど、いっこうに月は見えてこない。それもそのはずで、地上付近の雲は次第に上の方にのぼっていくものだから、いつまでたっても月を覆い隠すことになってしまう。まるで月が、雲を引き連れて昇っていくかのようだった。

 

 

結局白っぽい月を雲の上に認めたのは、7時近くになっていた。

 

 

 

2022年07月12日