情報操作・言論統制下の新型コロナ時代

ウィルス研究者・宮沢孝幸准教授(京都大学、2024年5月退職予定)が、仙台駅で職を賭して次のように訴えたのは、2023年9月27日のことだった_研究者はデータを解析することによって、世界でどういうことが起こっているかが分かる。解析をすれば分かる事実、しかしそれを知らせる手段がない。テレビでもYouTubeでも言えないことがたくさんある。表現する場がない_このように訴えていた。

このような訴えは、2023年2月発行の[ウィルス学者の絶望]の「はじめに」でも述べられている。
『たとえばテレビには、「ワクチンに関してはここまでしか言ってはいけない」というおおよその決まりがあり、収録前に釘を刺されています。私が言いたい放題に発言してしまえば、その収録映像は全部がお蔵入りになってしまいます。』

このような状況は日本だけに限らず、アメリカをはじめ多くの国で生じていると考えるのが妥当なところだろう。なぜこのような情報操作・言論統制が行われているのだろうか。そして誰が、どのような組織が?

 

今まではこのような疑問を口にすると、それは陰謀論だとして一笑に付されてしまうのが落ちだった。しかし、多くの研究者によるデータ解析・証言などによって、陰謀論で片付けてしまうことができなくなってきた。

◆【日本語字幕】元WHOコンサルタントがイベルメクチンの削除の謎を暴露
 FORMER W.H.O. CONSULTANT EXPOSES TAKEDOWN OF IVERMECTIN


テス・ロリー博士(元WHOコンサルタント)とアンドリュー・ヒル博士(WHOコンサルタント、リバプール大学)とのZOOMを介してのやり取りを通して、アンドリュー・ヒル氏が、イベルメクチンの有効性に疑問符を付けるようなWHO論文の改変を行った理由を、テス・ロリー博士問い詰められ、それがUnitaidの影響を受けたものであることが明らかになった。

【元WHOコンサルタントである医師・医学博士テス・ロリーのインタビュー動画】
 TheHighWIre エピソード257 54:48
 動画サイトRumble(ランブル)
 2022/03/04 アップロード

<詳細はこちら>
「WHO KILLED IVERMECTIN? 誰がイベルメクチンを殺したか」
(里ふくろう草紙 2023.10.25)


◆ワクチンの有効性・安全性に関する嘘と情報操作に対するMIT科学者の訴え


マサチューセッツ大学のレセフ・レヴィー博士は、科学者にとって、真実を語ることが難しくなっている状況を、以下のように証言している。

【レセフ・レヴィー博士の証言動画】
Bridge Maker
2021/11/09

<以下抜粋>
私は2006年からMITで教えています。MITの公式な立場ではなく、自分の考えを話しに来ました。

世界中の公共衛生政策を支配している情報に、異を唱えています。「主流」とされている情報は大変偏っていて、コロナ以前のパンデミックに対する基本原則を基準に考えると「過激」としか言えません。同じように考える科学者や医学者は多くいます。口を閉ざす者も多いのですが、彼らを責められません。

コロナに関して「主流」から外れるというのは、悪意・拒絶・政府による排除・公のメディアからの資金の打ち止め、そして科学者のコミュニティからの疎外を意味します。


コロナに関する情報や対策への疑問を話した時、MITの友人からも「気をつけないと排除されるぞ」と忠告されました。

コロナに関して、科学の世界で実際に起きている現象の例を説明します。

2021年4月にイスラエルでのデータを元に、NEJMやランセットなどの由緒ある医学雑誌でいくつかの記事が出版されました。それらではファイザーのワクチンが90%以上の予防効果があるとされましたが、記事内には証拠となるデータは皆無でした。

この記事がメディアで、あたかもワクチン接種による免疫と、それに伴う政策に疫学的根拠が有るかのように発表されました。私を含め多くの専門家は一目で、研究内容に致命的な欠陥があり、ワクチンの有効性の数値がおそらく間違っていると気づきました。数多くの抗議が雑誌に寄せられましたが、「優先すべきことではない」ことを理由にすべて却下されました。

数ヶ月が経ち、当時の数字が大きく間違っていたと証明されました。このワクチンは感染を予防しません、少なくとも長期的には。数週間前、前回と同じ著者たちから、同じ雑誌で、イスラエルで使用されたブースターの予防効果が90%以上だという記事が、新たに二つ出版されました。

この発表について、誰にでも理解できる間違いを二つ説明します。

○患者の追跡期間の短さ
ほとんどの被験者を2週間未満しか追跡しておらず、ワクチンの効果を確認する上では全く意味がありません。
○接種者の様々な層を考慮していない

これら二点の指摘だけでも、ワクチン接種直後であっても、予防効果は高く見積もって60%ぐらいだとすぐに分かります。ワクチンの安全性に関しても、これら由緒ある医学雑誌などの出版物は、死亡などの重大な副作用については触れず、「安全」だと発表しています。

さらに2021年のワクチン推進の政策の導入と並行して、イスラエルの40歳以下の心停止の緊急外来がなんと25%も増えており、統計的にみても因果関係の可能性があり、それを示す論文を提出しました。その時点では確信ではなく、調査をする必要性を訴えましたが、返事すらもらえませんでした。それどころか公に、我々の研究は「偽の情報」だと発表しました。数多くの雑誌に同じ論文を提出しましたが、「優先度が低い」ことを理由に、拒否されました。

このワクチンは完全に安全ではないのは分かっています。重大で過去に類を見ないような副作用の危険性があり、慎重に扱うべきです。

医学においての基本的な原則は、「まず、害を与えないこと」です。このウィルスに勝つには、業界全体の謙虚さと共感、そして科学を味方にすることが大事だと思います。この1年半でそれを見失ってしまったのではないかと心配しています。
<抜粋ここまで>

●この証言動画から読み取れる二つのポイント
『MITの友人からも「気をつけないと排除されるぞ」と忠告』→言論統制
『我々の研究は「偽の情報」だと発表しました』→情報操作

 

◆情報操作・言論統制下のコロナ時代に生きる私たち
このような情報操作・言論統制の例は、私たちの目に触れないだけであって、さまざまな場所で行われているであろう、ということは想像に難くない。コロナ禍の私たちは、そういう状況下で生きているという事実を理解しておくべきだろう。

職を失うことを覚悟の上で、研究で得られた事実を訴えた宮沢孝幸准教授は、結局京都大学を退職することになってしまった。その宮沢准教授は、最近のXへの投稿によれば、京都大学での最後の講義に臨んだそうだ。

『明日が京都大学での最終講義となりました。』
『長らくありがとうございました。』

2023年11月14日 午後9:56

2023年11月15日|新型コロナ:コロナ