7月の満月は7月3日、しかし天気予報では一日中曇りマークがついていた。天気は変わりやすく、自ずと予報もコロコロと変わるから、予報が曇りであっても、絶対に満月を拝めることができないわけでもない。それでもやはり心配だから、前日の2日に念のため撮影に出かけてみることにした。
月の出は6時ちょっと過ぎ、日没は7時頃だったから、まだ空は十分な明るさを保っていた。満月はとても明るいけれど、日の光の明るさには負けてしまって、白く薄ぼんやりと見えるのだ。だから注意していないと、見落としてしっまうおそれがある。
天空は晴れていても、地上に近い所では雲がかかっていることが多いから、月の形の白い雲なのか、それとも今にも溶けてしまいそうな薄白い月なのか、その見極めが難しい。その日もかなり昇ってから、あれは月に違いないと気づいたのだった。
夕焼け
ブルーモーメント