チョコが姿を消したのは日曜日のこと、その日からずいぶん長い時間が過ぎたように感じるのだが、今日でまだ二日しか経っていない。
先週の木曜日の早朝_世間的には早朝とは言えない時簡だけれど、いつも朝の遅い当方にとっては早朝ということになるのだが_こちらがまだ就寝中なのに夫人が部屋に入ってきて、
「チョコが食べに来ない、寝床にはいるんだけれど」
チョコの朝食は夫人が担当してくれている。いつもはドアの前で待っているそうだが、そんなことは今までになかったことなので、心配して知らせてくれたのだった。
様子を見にゆくと、まだ寝床にはいったままだった。「チョコ」と声を掛けると、ゆっくりと顔をもたげ体を起こして、近寄ってきた。夫人が用意してくれていた朝食を差し出すと、食べ始めはしたが、たいして食べることなく、ノビをしてから立ち去ってしまった。
その日の昼食・夕食は普段通り食べ、夜食もいつも通りだった。次の日(21日)の朝は、夫人によれば食べに来たということだった。特に変わった様子は見受けられず、これからも今までと同じようなチョコとの付き合い方が続くと思われた。
次の写真は19日に撮ったもの。
(つづく)